【時間は人生最大の資産】50代心理士の私が気づいた「自分の時間を守る」という選択

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年齢を重ねるにつれ、
「お金も欲しいけれど、何よりも時間のほうが大切なんじゃない?」
そんなふうに感じる瞬間が増えてきました。

若い頃は、体力も気力も十分あって、
多少ムダな時間の使い方をしても、
また取り返せると思っていました(体力の衰えを感じています)。

でもこの年代になると、
“限られた時間をどう生きるか” が、毎日のテーマになってきます。

そして今はっきりと実感しているのが、

時間は人生最大の資産。
誰も代わりに作ってくれない。引き返せない、取り戻すこともできない。


■ 自分の時間を作るにはこれをしよう!(認知心理学的な意思決定)

私は最近、
「電話が苦手なので、できればメッセージでお願いします」
と伝えるように心がけるようにしました。

突然の電話はペースを奪われてしまうことが多く、
ちょっとした雑談のつもりでも、
気づけば大切な時間がごっそり削られてしまうことがあるからです。

(※多くの人は時間の損失を過小評価しがちですが、認知心理学的には、損失回避の原則に基づき、時間を資産として守る意識が重要と言われていますので、読者の方は是非参考にしていただきたいです。)

でも実は私が“時間を守る”ことに敏感になったのには、
もうひとつ大きな理由があります。


■ 親の介護が始まり、自分の時間が自由にならない日が増えた

50代になると、
親の介護が始まったり、
これからそれに向き合わないといけない状況になっていく……
誰もが通る道ですが “結構辛い現状” にぶつかります。

私自身もまさにそのひとりで、

  • 朝昼晩の食事の用意や食べこぼしの掃除
  • デイサービスの送迎の立ち合い
  • 見守りと声かけ、おトイレの世話
  • 予定が制限される毎日

これらは特別なことではなく、
生活の延長として自然にやっていることですが、

認知機能も衰えてきて、同じことを何度も質問される。

これはなかなかしんどいですね😅

もちろん親のことが嫌だとか、
負担だと思っているわけではありません。

むしろ可能な限り世話をしてあげたいと思っています。

ただ正直なところ——

「今日やろうと思っていたことができなかった…」
そんな日が続くと、心のどこかで小さな葛藤が生まれます。

介護は、
いつまで続くのか分からない不安があります。

でも同時に、
1日でも長く一緒にいてほしいと思う気持ちもある。

この相反する気持ちのあいだで、
説明できない “理不尽な葛藤” に襲われることが多々あるのです。

これが、介護をしている人だけが抱える静かな苦しみだと感じます。


■ 自分の時間を守らないと、心がすり減ってしまう

そんな生活が続いていくと、
どこかで息が詰まってしまいます。

だから私は、
自分自身が壊れてしまわないように、
“自分の時間” を意識的に確保すること を覚えました。

  • 無駄に長い電話は避ける
  • できるだけLINEやメッセージで完結するようにする
  • 一人時間を生むための工夫をする

こうした “小さな選択” が、
私にとって大きな支えになっています。


■ 介護サービスを上手に利用するという選択

最近は、
デイサービスや短期間施設に宿泊できる介護サービスも
上手に使わせてもらっています。

ほんの短い時間でも、
自分の好きなことに集中できたり、
気持ちを落ち着かせたり、
考えを整理することができる。

わずかな時間の自由が、心の負担をふっと軽くしてくれます。

そして、まさに今も——
その貴重な “自分の時間” を使って、
こうしてブログを書いています。


■ 時間は、誰かに奪われるものではなく、守るもの

人のために何かをしていると、
自分のことは後回しになりがちです。

でも、
自分の心と体を大事にしないと、自分がぶっ倒れますよ。

だから私は、
誰かに遠慮して自分の時間を費やしすぎるのではなく、
必要な場面では線を引くようになりました。

「自分時間を守ること」
それは「自分を守ること」と同じだと気づいたからです。

私は、
自分の人生も、親の人生も、両方を抱えながら生きていかないとならないので、

だからこそ、
自分が自分でいるための時間 を大切にしていきたいと、

思っています。


■ まとめ

  • 50代になると「時間」は本当に貴重
  • 親の介護は愛情と葛藤が同時に押し寄せる
  • 自分の時間が作れず気持ちが揺れるのは当然
  • 自分を守るためには「時間を守る」ことが必須
  • ショートステイやサービスの利用も立派な選択
  • 誰かの期待より、自分の心を大切にしていい

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
あなたの時間が少しでも軽くなるヒントになれば嬉しいです。